香川県偕行会

香川県の旧陸軍将校と元幹部自衛官の会

#2昼食懇談会を実施しました

6月11日(日)香川県護国神社参集殿において令和5年度 #2昼食懇談会を実施しました。なお、5月8日をもって2類から5類に移行したことに伴い、「会食あり。開始時間は12時。マスクの着用は各人の判断」で実施致しました。本日の卓話は、村井孝彦氏(陸自77期)のところ、都合により氏家嘉宣氏(陸自69期)「中国は尖閣諸島を攻撃するか?」という演題で、以下について卓話を実施しました。
1中国は尖閣諸島を攻撃するか?
(1)結論
   尖閣諸島占領のみを目的とする攻撃の可能性はほとんど無い。         
(2)理由
   日米安保条約に基づき米国が参戦する。

尖閣諸島に攻撃があるとすれば、その場合は?
 ①中国が台湾攻撃を行う場合
 ②米国が尖閣諸島日米安保条約の適用外と公言した場合

尖閣諸島を攻撃する場合、その攻撃様相は
 (1)尖閣諸島占領のみを目的とする場合
     米軍が参戦しない範囲での限定攻撃
   ・中国による奇襲攻撃:数100隻の漁船群による奇襲上陸
   ・電子戦・サイバ-戦の実施
   ・日本側の対応は、当初は警察・海保主体。じ後自衛隊出動
           ・自衛隊が出動した段階で、中国軍も参戦(米軍、米軍基地は攻撃しない
 (2)台湾攻撃を行う場合
    ア.初期段階
    ・電子戦・サイバ-戦の実施
    ・中国軍の中国沿岸集結、海軍艦艇の西太平洋に集結
    ・海上封鎖
            ・大規模演習の実施
      イ.第2段階
         ・演習から戦争への転換
         ・ロケット軍、空軍による弾道ミサイル・巡行ミサイル、ドロ-ン攻撃によ                り南西諸島の重要軍事施設を攻撃するとともに戦略支援部隊が重要システム                等にサイバ-攻撃
   ウ.第3段階
         海上航空優勢獲得後、強襲揚陸艦や輸送ヘリ等により着上陸作戦を実施
      エ.日米の対応
           ・中国の台湾侵攻とともに、米軍は参戦。

              但し、米国が一致団結して直ちに参戦 に踏み切れるかは疑問が残る
   ・台湾海峡有事が現実味を帯びた段階で沖縄諸島先島諸島に配備強化し、              米国の要請に基づき集団的自衛権を行使 

卓話の後、高木事務局長から5年度香川県偕行会総会の会計報告、令和5年度香川県偕行会入退会情報等について報告がありました。

参加した会員の皆様、ご多忙中にもかかわらず参加して頂き本当にありがとうございました。皆様の益々のご健勝を心よりお祈りいたします。次回#3昼食懇談会は令和5年7月9日(日)、講師は大西晏氏(陸士60期)及び天雲定義氏(陸自74期)が実施します。次回も「会食あり。開始時間は12時。マスクの着用は各人の判断」で実施致します。よろしくお願い致します。実施要領を変更する場合は事前に(1W間程前)本ブログで明示致します。

 

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