香川県偕行会

香川県の旧陸軍将校と元幹部自衛官の会

#7昼食懇談会を実施しました

#7昼食懇談会

卓話を実施する氏家嘉宣氏(陸自69期)

12月11日(日)香川県護国神社参集殿において令和4年度 #7昼食懇談会を実施しました。なお、新型コロナウイルス感染症対策のため、昼食会を中止して卓話のみとし、また、マスクの着用、ドアの開放、3密の回避等に留意して実施しました。
本日の卓話は、氏家嘉宣氏(陸自69期)から「中国は台湾を攻撃するか?」という演題で、以下有意義な話がありました。
1中国は台湾を攻撃するか?
(1)結論:攻撃する可能性が大
(2)理由
    ①習近平が「台湾は中国の一部であり、祖国の完全な統一を必ず実施する」と名言し ている。
    ②将来、米中の国力が一時的に逆転する。
(3)攻撃する場合、その時期は
      ・中国の軍事力が明らかに勝る時期 (米中のGDPは早ければ2028年ごろに逆転すると英国の研究機関は発表)
   ・デ-ビッドソン前米インド太平洋軍司令官は、「6年以内に台湾有事は起きる」と米国議会上院軍事委員会の公聴会で発言(2021年3月9日)
2.中国の台湾攻撃様相
  (1)初期段階
  ・特殊部隊の潜入→台湾国内の治安攪乱、工作員と相まって台湾民衆の要請により侵攻するといった様相を惹起する。
       ・電子戦・サイバ-戦の実施等
  (2)第2段階
     ・ロケット軍、空軍による弾道ミサイル・巡行ミサイル、ドロ-ン攻撃による台湾の重要軍事施設を攻撃するとともに戦略支援部隊が重要システム等にサイバ-攻撃等
  (3)第3段階
       ・海上航空優勢を獲得後、強襲揚陸艦や輸送ヘリ等により着上陸作戦を実施し、米軍等の介入前をめざし台湾を制圧する。
3.日米の対応
      ・中国の台湾侵攻とともに、米軍は参戦。但し、米国が一致団結して直ちに参戦に踏み切れるかは疑問が残る。
   ・台湾海峡有事が現実味を帯びた段階で沖縄諸島先島諸島に配備強化し、米国の要請に基づき集団的自衛権を行使する。


卓話の後、高木事務局長から新年会の実施の有無の検討(検討の結果、実施しないことに決定した。)、香川県偕行会の活動の活性化要領・広報のあり方等の審議、会費納入状況、4年度会計中間報告等について報告があり、次いで#2入会促進委員会の審議、大西会長からは令和4年度全国会長会同開催の説明、特に令和4年4月に設立された陸修会(陸自幹部退官者の会)と偕行社が令和6年4月に合同する上での問題点等についての意見等を求められました。

参加した会員の皆様、ご多忙中にもかかわらず参加して頂き本当にありがとうございました。皆様の益々のご健勝を心よりお祈りいたします。次回#8昼食懇談会は令和5年3月12日(日)、講師は西岡克浩氏(陸自84期)が実施します。新型コロナウイルス感染症の影響が考えられることから、次回も「会食なし。開始時間は13時、マスクの着用」で実施致します。よろしくお願い致します。実施要領を変更する場合は事前に(1W間程前)本ブログで明示致します。

 

 

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