卓話を実施する青井常治氏(陸自89期)
4月14日(日)香川県護国神社参集殿において令和6年度 #1昼食懇談会を実施しました。なお、新型コロナウイルス感染症対策のため、マスクの着用、ドア等の開放、3密の回避等に留意して実施しました。
本日の卓話は青井常治氏(陸自89期、香川県防災指導監)から「令和6年能登半島地震の教訓等」という演題で、以下大変有意義な話がありました。
1.令和6年能登半島地震の被害状況等
(1)被害状況等全般
(2)人的被害の原因
・古い木造家屋の倒壊
約8割の死亡原因が家屋倒壊による。
・土砂災害の発生
土砂災害が発生した被害地域は、土砂災害警戒区域と一致
・災害関連死
(3)住宅被害等の原因
・津波(最大4m)
・地震火災(輪島市)
・液状化
(4)道路・港湾の被害による孤立化
(5)ライフラインの被害
・停電、電話等不通、上下水道の被害、都市ガスの供給支障
(6)避難所の運営等
・全般
・1.5次避難所
・2次避難所
・福祉避難所
・避難所に避難しない住民の存在
・指定避難所の備蓄
2.令和6年能登半島地震の教訓等(香川県の施策等)
(1)古い木造家屋の耐震化等
・家屋の耐震診断に基づく耐震補強または耐震シェルタ-・ベッドの普及等
・耐震化重点エリアの設定・措置
・早期避難の普及・啓発
(2)津波対策
・ハ-ド対策
・ソフト対策
(3)地震火災防止
(4)道路寸断による集落の孤立化等の防止
(5)早期のライフラインの復旧
(6)避難所の生活環境の整備
3.能登半島地震に関する香川県の支援活動
4.その他の啓発活動
・家具等の転倒防止対策
・ペットの避難
・マイ・タイムラインの作成
卓話の後、質疑応答を実施し、その後連絡事項の伝達等がありました。参加した会員の皆様、ご多忙中にもかかわらず参加して頂き本当にありがとうございました。参加された皆様の今後益々のご健勝を心よりご祈念致しますとともに、またの再会を楽しみにしております。次回は、令和6年6月9日(日)、講師は玉木章二氏(陸自87期)です。多くの皆様の参加をお待ちしております。現時点では新型コロナウイルス感染症の影響がなしとしないため「会食なし。開始時間は13時、マスクの着用」で実施致します。実施要領を変更する場合は事前に(1W間程前)本ブログで明示致します。
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