香川県偕行会

香川県の旧陸軍将校と元幹部自衛官の会

「予備自衛官制度」の現況、問題点等

10月23日 香川県護国神社参集殿において#5昼食懇談会を実施し、天雲定義氏(陸自74期)から「予備自衛官制度現況、問題点等」について有意義な話がありました。予備自衛官制度は、有事の際に迅速に現員を増強するためには平時から予備の防衛力が必要であり、多くの国で予備制度を取り入れています。日本の場合、米中露等に比較して非常に少ない。(ロシアの場合、常備軍約80万、予備軍約200万)、手当等の予備自衛官制度維持に年間約80億円使われているにもかかわらず災害派遣等での出頭率がきわめて低く、また即応予備自衛官所属企業に一人年間51万円の報奨金を支払っているが、実効性が少なく、「80億円無駄使い」との批判がある等、問題点が多く、制度の再検討が望まれる・・・・・・等、日本の予備自衛官制度を考える上で、大変有意義な話がありました。 

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 次いで、参加した全員で自由に意見発表、情報交換等を実施し、特に今年12月の安倍・プーチン会談で、歯舞・色丹・国後・択捉の北方4島の帰属がどのような形で帰結するのかにはいろいろな意見があり、議論が白熱し、大変有意義な懇談会になりました。参加した会員の皆様、ご多忙中にもかかわらず参加して頂き本当にありがとうございました。今後益々のご健勝をご祈念致しますとともに、またの再会を楽しみにしております。なお、本日は護国神社宮司様から参加者全員に出来たてのあん餅セットの差し入れがあり、宮司さんお志ありがとうございました。次回は、11月20日(日)、講師は長尾輝久氏(陸自69期)です。多くの皆様の参加をお待ちしております。

 

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