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香川県偕行会

香川県の旧陸軍将校と元幹部自衛官の会

有意義な第1回昼食懇談会でした

5月25日 香川県護国神社参集殿において今年度最初の昼食懇談会を実施しました。

朝田一輝氏(東京幼年学校49期)から「陸海軍人に賜りたる勅諭(軍人勅諭)」、「戦陣訓」、「陸軍幼年学校教育と軍人勅諭」等について貴重な話がありました。
「軍人勅諭」は、1882年(明治15年)1月4日に明治天皇が陸海軍軍人に軍人の精神的支柱を確立する意図で下賜された勅語で、2700文字におよぶ長文であったが、陸軍では、将兵は全文暗誦できることが当然とされたとのことであった。266文字の般若心経を暗唱するのも大変なのに2700文字全文暗誦という凄まじさには驚きました。そこに帝国陸軍のすごさを感じます。海軍では「御勅諭の精神を覚えておけばよい。御勅諭全文より諸例則(法令や例規)等を覚えよ」とされることが多く、さすが合理性を重視した世界に誇る日本帝国海軍。また陸軍幼年学校では、誤って奉読することがあってはならないとの趣旨から文面を見て奉読するのが実体であったとのことで、幼年学校教育では良識が通用していたことが伺えます。
「戦陣訓」は1941年1月8日に陸軍大臣東條英機の名において全軍に示達された訓令で、日中戦争の長期化に伴い、中国占領の日本将兵の士気は戦争終結の見込みのないまま低下し軍紀の乱れが顕著になったことから、戦陣における皇軍道義の高揚を図ることを目的に、軍人として守るべきモラル、戦陣の戒め等を示したもので、軍人勅諭の戦場版ともいわれた。
この機会に「軍人勅諭」と「戦陣訓」を改めて精読致しますと、軍人の守るべき規範としては世界に誇るべき素晴らしい格調の高い第1級の内容であり、想像を絶する過酷な戦場においても最後までよく戦った日本軍の強さの一要因となったことが伺えます。

 次いで、尾崎会長(陸自58期)から「現役軍人による政治テロ」、「自衛隊員の政治的中立」等について貴重な話がありました。5.15事件、2.26事件での現役軍人による政治テロの実体、自衛隊の政治的中立性の確保に関する防衛事務次官通達(H22.11)及びそれに伴う情報保全隊の運用の問題点等について貴重な体験話等があり、自衛隊(軍隊)の政治的中立の重要性及び問題点等について改めて考えさせられました。

その後、参加会員全員で集団的自衛権等について自由に意見交換、入会予定者に関する情報交換等を実施し、第1回目の昼食懇談会を有意義に終了致しました。
参加した会員の皆様、特にご高齢にもかかわらず参加して頂いた旧軍関係会員の皆様、ご多忙中にもかかわらず参加して頂き本当にありがとうございました。今後益々のご健勝をご祈念致しますとともに、またの再会を楽しみにしております。

 

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